今朝の文化祭閉会セレモニーは高校生だけの催しで、片づけがすべて終わったあとに中高全生徒がグラウンドに集まり、「文化祭閉会式」を執り行いました。
そこで改めてすべての賞が発表され、校長先生から各団体の代表者に賞状が渡されました。(受賞作品一覧は2つ前の記事に掲載しました。)また、文化祭のポスターを描いてくれた高2の岡村百花さんに感謝状が贈られました。
高校3年生は、この文化祭をもって生徒自治会を引退します。文化祭の閉会を宣言し、3年生の役員が全員深々と頭を下げました。
すると・・・?「ちょっと待ったぁー!」の声が。
なんと、高3の同級生たちが、自治会のみんなを労うために花束を用意していたのです。高3の7クラスの学級委員長が代表して前に集まり、3年G組の委員長さんが、全校生徒に向かって「今まで学校を盛り上げるために一生懸命行事を運営してきてくれた自治会のみんなにお礼を言いましょう。私が “せーの!” って言ったら大きな声で “お疲れ様” って言ってね!」と音頭を取ってくれました。そして、彼女の「せーの!」に続いて、1700人の「お疲れ様でした!!」がこだましました。
先生たちがどれだけ言葉を重ねても、いくら時間を費やしても、先輩の背中が後輩に伝えるメッセージの強さには勝てません。善いこと、正しいこと、かっこいいこと。そのような人として大切なことを、高3は楽しい行事を通していっぱい教えてくれました。学校のために労を惜しまない自治会、そして自治会に協力して正しく楽しむ生徒たち。同志社の教育方針である「自由自治」のすばらしいお手本になっているということに、高3は気がついているのでしょうか。
これで、2017年度文化祭は終わりです。先生、生徒、そして保護者の皆様、業者の皆様、どうもありがとうございました。