5月22日(水)の放課後に教職員対象の救急講習会を実施しました。
今年も日本赤十字社大阪支部の救急法指導員の方から、「心肺蘇生の手順」と「AEDの使い方」についてご指導いただきました。
心肺蘇生の手順は、「反応(意識)の確認」→「協力者を求める・119番通報・AEDの手配」→「呼吸の確認」→「胸骨圧迫(30回)」→「気道確保(頭部後屈あご先挙上法)・人工呼吸(呼気吹き込み法、2回)」→「30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸のサイクルを繰り返す」、となっています。当日はこれらのうち、特に「胸骨圧迫」と「人工呼吸」に関する重要項目の確認と実技講習を行いました。どこを、どうやって、どれくらいの速さと強さで胸骨を圧迫するのか、また、きちんと気道を確保しないと、傷病者に正しく息が吹き込めないことなど、実際に行ってみないと確認できない点が多々ありました。
AED(自動体外式除細動器)は、本体の電源を入れると音声メッセージが流れるので、その指示に従い使用することが原則です。また、同時に119番通報も行います。電極パッドの貼り付け位置や、電気ショックを行う際には周囲から人を離れさせることも重要ですが、電気ショックを実施したら直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開することも忘れてはなりません。
心肺蘇生もAEDの使用も、本来はそのような事象が起こらないことが一番望ましいのですが、本講習会で学んだことを活かし、有事の際にも適切に行動するように心がけたいと思います。
なお、本校では以下の4か所にAEDを設置しております。
・讃光館事務室横(正面玄関を入り左側)
・第1体育館入口
・尚志館3階高校教員室入口前(2-A教室の向かい側)
・清心館1階入口(保健室入口前)