2014年4月6日(日)、紫塩館1F地学実習室にて、1年間の研究活動の成果を発表する理科系クラブ合同研究発表会が行われました。今年度は、化学部、生物部、天文部に加え、昨年度から正式に部となった物理部の参加もありました。各クラブの現役部員と理科教員5名に加え、卒業生も大勢駆けつけて、総勢約35名のにぎやかな会となりました。
発表題目は以下の通りです。
化学部「汚れが落ちたとき洗剤の物質は残っているか?」
化学部「カイロの温度調査」
化学部「2013年度合宿報告」
生物部「学校の樹木」(この班は、卒業生による発表でした)
生物部「2014年磯採集inみさき公園!!」
天文部「夏合宿の報告」
天文部「HR図の作成」
天文部「宇宙塵(うちゅうじん)」
物理部「3DCGでつくる世界」
高校3年生のベテランによる滑らかな発表から、この春中学2年になったばかりの初々しい女子中学生チームまで、さまざまな研究班が精一杯発表しました。知識量の差で圧倒的に不利な下級生には、発表中にも上級生からのフォローが入り、聴衆はあたたかい目で見守るという雰囲気でした。新規参入した物理部の発表では、発表者がプログラミングによって自作した3D画像ファイルを公開する度に、会場中から「おぉ~!」と感嘆の声が上がりました。
各発表の後には質疑応答の時間があります。今回出た質問の第一声が、教員からではなく、「もう少し詳しく知りたいから教えて」という、女子生徒によるもので、これをきっかけに生徒達から積極的に質問が飛び交いました。なかには、このように発表したほうが聞き手の興味を引けるのではという指摘もありました。
この合同研究発表会は今年で12回目を迎えましたが、発表のレベルは例年に比べて格段に良くなっていました。そして何よりも、質疑応答での生徒達の積極的な姿勢が、今後の研究活動に良い影響を与えてくれそうです。