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行事ニュース

2015年度 高校卒業式

本日、午前10時より香真館にて第65回 高等学校卒業式が行われました。

式辞

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご卒業を心からお喜び申し上げます。彼らの多感な時代を過ごす学び舎として、同志社香里を選択していただいたことに、感謝申し上げます。

君たちと出会い、ともに学んできた三年あるいは六年。この間、香里で過ごした日々を これからの君たちの人生に どれくらい価値あるものとして 心に残したか私たち教職員は自問自答しています。しかし、君たちの学びの出発点は香里にあると言っても過言ではありません。そこから一人一人の人生が開かれていくと考えれば香里での学校生活は重要であったかとと言えます。

同志社香里中学校・高等学校において「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」をもとに良心を育み、学業・スポーツ・文化活動・ボランティア活動に励み、そして、それらの活動を通してクラスメート、チームメートと助け合い、励まし合い、友情の素晴らしさも実感したかと思います。今は実感できなくても、必ず心のどこに残っています。

私たちは事あるごとに「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探すものは見つけ、門をたたく者には開かれる。」を伝えてきました。これはマタイによる福音書第7章7節から8節です。礼拝、聖書の時間等で色々な人からこの言葉をよく聞いています。この言葉こそ香里の心構えであり「心意気」です。

これから旅立つ君たちには大なり小なり色々な困難、苦悩が立ちはだかります。その時、香里のこの「心意気」を思い出してください。求めなさい。探しなさい。門をたたきなさい。何かが見つかり、光明となります。きっとこの言葉が導いてくれます。

最後に、もう一度 卒業おめでとう。年月を経て、心の糧は香里にあったと思ってくれることを確信しお祝いの言葉とします。君達が素晴らしい未来を切り開くことを祈り式辞とさせていただきます。

二〇一六年 三月八日

同志社香里中学校 高等学校

校長 福田耕治