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行事ニュース

高1オリエンテーション

4月26日(水)

天気予報の通り、雨です。が、昨日の山登りやボート漕ぎは好天に恵まれましたし、オリエンテーションの行程にダメージはありません。

朝の礼拝はホテルのロビーにすし詰め状態で行いました。学年主任の牛尾先生の奨励には、「高1のみんなにこうなってほしいな」という想いが込められていました。「人の話を聴く姿勢」「あいさつ」「人との関わり方」、大人になっても大切なことばかりです。

朝ご飯を食べたらチェックアウト。それぞれ中学校時代に宿泊行事を体験してきているのでしょう、みなさん仕度や後始末がとてもスムーズでした。

さて、ここからが本日のメインイベント、飯盒炊爨とカレー作りです。同じ釜の飯を食べた仲どころか、共に火を起こすところからチャレンジした仲になりましょう。

「火を起こす」「野菜を切る」「煙と闘う」「熱さに耐える」「水っぽくなっちゃったカレーをどうにかする」「芯が残っているご飯を柔らかくしたい」…どれも1人ではなくみんなの問題。正解を知っている人はほぼいない状態で協力して「我が班のカレーライス」を作りました。

午後は彦根城下のキャッスルロードを1時間ほど自由に散策しました。小雨でしたが、傘がなくてもギリギリ過ごせる天気で、風情のある街並みを歩きながらソフトクリームを食べたり、タコせんを食べたり、食を楽しみました。

昼下がりにバスに乗り込んで、約1時間の京都駅までのドライブ中は、カラオケに興じるクラス、疲れて爆睡のクラス、一部の元気な子が面白おかしい漫談をし続けるクラスなど、様々だったようです。午後5時過ぎに京都駅でバスを下車し、各々帰路へつきました。

たった2日間でしたが、笑いが溢れる刺激的で濃密な時間を過ごし、クラスメイト、そして先生方との距離がぐっと縮まったのがはたから見ていてもよく分かりました。また、新島襄のお墓参り、2度の礼拝、そして寝食を共にする生活の中で、同志社香里高校がどのような学校かもよく理解できたのではないかと思います。

これから始まる3年間の高校生活が、高1のみなさんの人生にとって心のよりどころとなるような素晴らしい時間になることを願っています。

 

4月25日(火)

集合は、午前8時30分に京都の平安神宮でした。

午前8時、平安神宮の手前の信号が停電していて歩行者と自動車がちょっとした混乱に陥っていました。さらにその信号の前の建物から火災が発生。サイレンを鳴らして駆けつける関西電力の車、消防車、救急車。交通整理のために動員された警察の方々。かくも非日常的な風景から高1のオリエンテーションは始まったのでした。

と言っても、幸い本校の生徒たちにはまったく影響がなく、予定通り校祖墓参のため若王子神社へ向かいました。

汗ばむ陽気で約15分間の登山はなかなかハードでしたが、みんなで登れば辛いことも良い思い出になります。今まであまり喋ったことがなかったような間柄でも、「しんどいね。暑い。遠いなぁ。」と自然に会話が生まれます。

墓地に着いたら、まずは礼拝を持ちました。校長先生が奨励をしてくださり、校歌のカレッジソングを唱いました。その後、G組の代表者が新島襄先生のお墓に献花し、ここにいる306名が同志社香里高等学校1年生になったことを報告しました。

水路閣をくぐって南禅寺の方へ下山し、次は4クラスと3クラスに分かれてドラゴンボート体験と琵琶湖博物館見学を入れ替わりで実施しました。

ドラゴンボート体験は、みんなと仲良くなるのにすごくいいアクティビティです。太鼓係の号令に合わせてパドルを漕ぎ、みんなで掛け声をかけながらひとかき、ふたかき湖面を切るにつれて、心がだんだんと1つになっていくのが分かります。

琵琶湖博物館でも、あーだこーだ言いながら展示物を見て楽しそうです。授業ばかりの日常にはあまりない「のんびり過ごして他愛もない話をたくさんする」という時間がたっぷりとれています。

宿舎の「国民休暇村」では、お風呂に入って少しゆっくりしてから、すき焼きの夕食。同じ鍋をつついて交流を深めます。

夕食後には各クラスで約1時間のレクリエーション。何でもバスケット、ジェスチャーゲーム、王様ゲームなどクラスにより内容は様々でしたが、どこのクラスも生徒が主体的に進めていてとても楽しそうでした。今まで知らなかった互いの一面を見られて、ぐっと親近感が湧いたと思います。

お互いのことが何となくわかり始め、人間関係が少しずつ築かれていっています。明日も飯盒炊爨や彦根散策を通して関係を深めていけるといいなと思います。