1月25日(水)
修学旅行第3日目です。さすがに疲れが出てきたのか、朝食時間がギリギリになってしまう人もいました。楽しい修学旅行とはいえ、あくまでも皆さんの成長につながる事を目的とした学校としての活動です。ここで改めて気持ちを引き締めて、それでいてしっかり楽しんで残りの日程を過ごしてもらいたいと願っています。
今日の午前中は交流プログラムを行ないました。このプログラムは例年、プナホウスクール様、HBA(ハワイ・バプテティスト・アカデミー)様、マキキ聖城教会様とお互いの教育旅行や宗教教育活動を通して生徒間やメンバー同士の交流をしていただいているプログラムです。今年はこのプログラムに公立のマッキンリー高校様も加わって、4つのプログラムを展開して頂きました。どのプログラムも交流先様と共に、今日の本番までたくさんの時間をかけて準備を行ない、また大変な歓迎をしていただいて参加した生徒・教員ともみんな充実した時間と大きな喜びを分かち合う事ができました。
プナホウスクール
オバマ前アメリカ大統領の出身校です。午前8時30分頃に到着後、メールでやり取りしてきたプナホウスクール生徒さんと同志社香里生のパートナーがご対面、大歓迎を受けました。その後1時間目と2時間目の授業に参加、60分の授業を全部香里生のプレゼンのために使っていただきました。クラスによってはプナホウスクールの先生が盛り上げ役をしてくださったり、生徒同士の組み合わせ名簿を作成してくださっていたり、時間が残ったクラスは屋外で自由時間を設定してくださったりと、先生方からもたくさんのご協力をいただきました。プナホウスクールは日本の大学のように自分が履修している授業以外の時間は空き時間なのですが、その時間を使って生徒さんたちにボランティアで校内案内や打ち解けた交流をしていただきました。11時20分頃には終了、あまりの充実感にあっという間という感じで両校とも別れを惜しんでいました。
HBA(ハワイ・バプテティスト・アカデミー)
ハワイ・バプテティスト・アカデミーの生徒さんとも事前にバディになっていただいてメールのやり取りを通じて親交を深めてきました。今日は朝8時前に到着後、ウェルカムタイムにゲームで歓迎をして頂いた後、授業に参加させていただきました。数学等、内容が難しい上に使われる言葉は全て英語で⁇?となったり、美術の彫刻等、楽しく参加できた授業があったりと様々だったようです。授業後は礼拝の時間、讃美歌讃美、HBA生徒さんによるお話に続いて香里生がダンスのステージパフォーマンスを披露‼︎大いに喜んでいただき大盛り上がりとなりました。その後次の授業に参加させていただいた後、記念撮影をして終了、お別れとなりました。とても充実して心温まる時間を持つ事ができました。
マキキ聖城教会
8:15頃教会に到着、すぐに礼拝に参加させていただきました。清水摂宣教師の奨励の後、香里生による「人間っていいな(日本昔ばなし)」「手のひらを太陽に」を踊り付きで合唱、大いに盛り上がって喜んでいただきました。その後、ゴスペルフラ(フラダンス)、ウクレレ、リボンレイ制作、プリスクール(昨今でいうところのこども園?)園児との交流に分かれての分科会を行なっていただきました。ゴスペルフラとウクレレは練習後、演奏をみんなの前で披露するというサプライズ?演出やプリスクール園児たちとは礼拝で披露した踊り付き合唱を一緒に歌う等、マキキ聖城教会の皆さん、香里生ともに大喜びで最後は参加者全員で記念撮影、名残惜しくも終了となりました。
マッキンリー高校
マッキンリー高校
本年度から初めて交流プログラムをしていただきます。全校生徒が1600人という大型の公立の高校で、穏やかで温厚な雰囲気の生徒さんが多く、現在のホノルル国際空港の名称で有名なダニエル ・イノウエ氏の出身校です。8:30頃に到着、歓迎してお出迎えをしていただきました。Welcometimeでは講堂にてスライドを使っての両校生徒によるお互いの学校紹介を行なった後、マッキンリー高校の先生が予め設定してくださっていたグループに分かれてキャンパスツアーをしました。さすがは1600人も在籍する大型校とあってちょっとしたウォーキングになったようです。その後、授業見学を経て穏やかにフリートークの時間、両校の同年代の生徒同士打ち解け合うのにそれほど時間は必要なかったようです。こちらも11:30頃には別れ惜しくも終了となりました。
交流プログラム後の午後は、楽しみにしていたホノルル市内班別自主研修です。カイウラニホテルを起点として、昼食、チェックポイントでの教員による通過チェック、夕食、見学、そして買い物を事前に班で計画した通りに周ります。どの班も概ね計画していた場所を周る事はできましたが、計画の時間通りに正確に周るのは慣れない海外では難しい部分あったようで…。それができるようになるのも勉強です。
第3日目もとても充実した時間を過ごす事ができました。それは交流先の皆さんにとっても同じだと思います。こういった経験を通して、人種、言語、考え方の壁を超えて、自分や自分たち以外の価値観の人たちとも、よろこびを共感しあう事で、争う事の無意味さ、昨日の平和学習ともリンクさせて、平和でハワイに友達ができた事への喜びを噛みしめてください。
明日はおそらく皆さんがもっとも楽しみにしていたコース別アクティビティです。ハワイでの最終日、ハワイでの思い出が皆さんにとってひとしおとなるよう心から祈っています。
※1/26追記。
この日の午後に班別自主研修の時にバスに乗っていたグループが、バス内で午前に参加したプログラム校のマッキンリー高校で交流した生徒さんと偶然感動の再会‼︎バスでもとても親切にしてくれてとてもうれしかったそうです。外国の高校生たちとの交流プログラムは半年後や数年後の交流で感動の再会という事も時々あるのですが、こんなにもすぐに再会をお互いに喜び合えたと話してくれた生徒たちの姿に先生たちもとても嬉しく思います。