9月3日(木)に防災訓練を実施しました。
昨年に続き、生徒達には具体的な実施時間を告知せずに、いわゆる抜き打ち形式での実施を試みました。休み時間や登下校時など、周囲に教員等がいない状況で緊急地震速報が流れた場面を想定しての訓練でした。(実際は、2時間目と3時間目の間の休み時間に実施しました。)
一般的にこのような訓練を「シェイクアウト訓練」というそうです。2008年にアメリカで発祥された訓練で、現在では世界中で実施されています。予め決められた場所にいる訳ではなく、それぞれ自分のいる場所で地震発生をイメージし、身の安全を確保する方法をとっさに考えようというのがその趣旨です。
事前にスケジュールが知らされた訓練と何が違うかというと、
1)突然、緊急地震速報や地震が来た時に、自分自身が身を守る行動がとれるかが確認できる
2)ありのままが表れるので、個人としても学校としても防災対策の課題を見つけやすい
という点が挙げられます。
地震時の身を守る基本行動としては、「Drop(落とす:姿勢を低く)、Cover(覆う:体・頭を守る)、Hold on(待つ:揺れが収まるまでじっとして!)」の3点があります。
どうやって実践するかは、自分のいる状況によって異なります。それを確認するのがシェイクアウト訓練です。みなさんは今回の訓練でこの3つをどこまで行えましたでしょうか。今回の訓練を、みなさんの防災対策に役立てて下さい。
(参考)シェイクアウト訓練:http://www.shakeout.jp/why.shtml#why-safetycheck-1-2-3