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行事ニュース

理系企業見学会 (株)日本新薬

12月11日(水)、理系企業見学会と称し、京都の西大路にある(株)日本新薬さんを訪ねました。高1~高3の理系生徒27名が参加しました。
日本新薬さんは、「日本人が飲むお薬は、日本人の手でつくる」という信念のもと、医療用医薬品の新薬を開発されている会社です。はじめにセミナー室にて、会社紹介や新薬の開発プロセス、薬の働きなどについて説明を受けた後、実験・開発施設を見学して回りました。

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1か所目は、薬の剤形をつくる実験室です。錠剤やカプセル、粉末など、どの形がその薬に最も合っているかを試行錯誤しています。大きな容器のなかに白い粉が舞っている機械がいくつかあり、粉末をコーティングしているそうです。最近では、水なしで飲めるものや、コーティングにより胃では溶けずに腸まで届かせるものもあるそうです。
2か所目は、薬のもととなる新規化合物を合成する実験室です。1人あたり1週間で2~3つの新しい化合物がつくれるそうですが、実際に新薬として製品化にまでこぎつけられる確率は1万分の1ほどだそうです。
3か所目は、動物実験のうち、薬が体内でどのような挙動を示すかを確認する実験室です。マウスの臓器のプレパラートを顕微鏡で観察し、薬の副作用がどの臓器にどの程度現れるかを確かめていました。

生徒達はとても興味深そうに見学しながら、積極的に様々な質問をしておりました。また、香里出身の先輩からの熱いメッセージもいただきました。進路選択の良い機会となったようです。