ご利用のブラウザはサポートされておりません。

ご利用のブラウザでは一部の機能が使用できない、もしくはページが正常に表示されないことがあります。ブラウザを最新のバージョンに更新して閲覧ください。

行事ニュース

同志社大学1日実験セミナー(情報系)

2013年8月30日(金)、大学の実験設備を使わせてもらう1日実験セミナー(情報系)が行われました。「ドライビング・エージェントの開発」と題して、理工学部情報システムデザイン学科のIvan Tanev先生と大学院生7名に担当していただきました。
エージェントとは、「現在の環境から情報を読み取って行動するプログラム」のことで、ドライビング・エージェントは自動車の運転を自動で行うプログラムを開発する研究です。

午前中は、エージェントに関する基本的な講義から始まり、エアコンの温度設定や自動ドアなど、身の回りにあるエージェントを活用した機器を例に、プログラムの仕組みを学びました。続いて、ドライビング・エージェントの仕組みと、プログラミングにおける以下のような項目の設定方法を学びました。
・直線での走行速度を決めるために、スロットルを断続的に回す間隔をプログラムする。
・カーブをスムーズに曲がるために、カーブの何cm前でステアリングを切るか、どこまで速度を落とすかをプログラムする。

午後には、Tanev先生が開発されたソフトウェアを使って、様々なパラメーターを変化させることで、自動車がいかに速くコースを回れるかをシミュレーションしました。仮想の自動車を画面上で何度も走らせながら、自分たちのドライビング・エージェントを構築しました。よりよいタイムを目指して、各班とも意欲的に取り組んでいました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

シミュレーションを重ねて独自に構築したエージェントを使って、実際のラジコンカーを走らせる実験を行いました。ラジコンカーには赤外線を発するLEDが搭載されており、それを上方からカメラが捉えてラジコンカーの動きや周囲の環境を読み取り、プログラムに従って自動走行する仕組みです。シミュレーションと実走行には多少の誤差が生じるため、途中で壁に衝突してしまった班もありましたが、うまく走ったときは全員で拍手喝采して喜びました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

プログラミングと聞くと、難しいイメージをもつ生徒が多いようですが、丁寧に仕組みを説明していただき、自分たちで数値を変えて操作できたため、たいへん理解しやすかったようです。